今年乗った車について考える その1
こんにちは
いよいよ今年も終わりを迎えようとしています。
今年もいろいろな車に触れ合え、そういった意味ではとても充実した一年でした。
振り返って見ると、86GRMNやNSXも今年発売ですね。
最近ですと、トヨタのC-HRでしょうか。納車待ち三か月らしいですが。
トヨタの新世代プラットフォームであるTNGAを用いた第二弾であるC-HRですが、外観や内装の写真を見ると、中々スポーティーでカッコいいですよね。
そして、いよいよ2017年が始まろうとしています。
車に関して言えば、東京モーターショーが開催する年でもあり、またアルピーヌの市販モデルの登場や、トヨタやマツダのフラッグシップスポーツカーの噂もあることから、楽しみな1年となりそうです。
話は元に戻って、2016年に私が個人的に乗った車(運転している・していないを問わず)についてまとめてみようかなと思います。
まずは、ロードスタ(ND)グレードはRSです。
ロードスターは2015年の5月にフルモデルチェンジし、現行のND型になっているのは周知の事実だと思います。
僕自身もレザーパッケージのMTとATに昨年乗ったこともあり、あまり新鮮味はなかったのですが、今年の夏に乗った個体は、昨年秋に追加されたRSグレードであり、少しだけ違いを感じたのを覚えています。
RSだけの装備として、インダクションサンドエンハンサー(エンジン音を室内に引き込むシステム)やレカロシート、ビルシュタインダンパーや大型ディスクブレーキ、フロントのタワーバーがありますが、印象に残っている装備は三つ。
一つ目はインダクションサンドエンハンサー
レンタカー屋で鍵を受け取り、スタートボタンを押した瞬間、1.5Lのエンジンらしい、太いが軽快な音をたててエンジンがかかる。
しかし、前に乗った時(レザーパッケージ)よりも明らかにうるさい。
新車時からレンタカーとしてこき使われたせいで傷んでいるのだろうか。
そんな心配をしていたら、ふと思い出した。
RSの装備にはインダクションサンドエンハンサーがあったことを。
正直言って、これが無くてもNDのエキゾーストノートは程よくスポーティーで、聞いていて心地いい。
軽やかに回っていくエンジンと、それに追随して奏でられるサウンドは、このNDロードスターの走る楽しさの一端をになっているといっても過言ではありません。
無暗にエンジン音を増幅して室内に引き込まんのでもいいのでは、と感じます。
次に感じたのがレカロシートの良さでした。
市販されているレカロシートには座ったことはないのですが、この純正レカロシートもなかなか悪くないように思います。
というのも、レザーパッケージのNDに乗った際、約500kmほど走ったと思いますが、どうにも腰のあたりが落ち着かない印象がありました。
車に長時間乗っていて腰が痛むことはそうないのですが、この時は若干痛んだ記憶があります。
それと比較すると、今回も600km程走りましたが、前ほどの違和感もなく、また、サイドサポートもノーマルよりもしっかりしていることから、山道でも安定した運転姿勢をキープできました。
RSとNR-Aに装備されるビルシュタイン製のダンパー(モノはそれぞれ別物らしいとの噂ですが詳細は不明)ですが、今回のRSのモノに限っていえば、ノーマルのものよりも確かに硬くなっているように感じます。
コツコツ感というか、ギャップを踏んだ時の突き上げ感が高まっている印象でした。
ただ、そんな乗り味の中にも若干のしなりがあり、ワインディングを走る分にはちょうどいい感じです。
レザーパッケージのAT版とMT版、そしてRSの足回りを比較してみると、
AT版の足回りだと、スタビライザーがない分、ワインディングではMT車やRSと比較してロール感が大きいように感じました。
MT車ではやわらかめの乗り味と適度なロール抑制感が気持ち良く、山道でも一般道でも楽しくて心地よい感覚です。
RSでは、前述の固めの乗り味から、街乗りでは少し疲れるかもしれませんが、山道ではMT車と比較しても安定感があるように感じます。
これら三点の装備以外では、相変わらず乗りやすい車だなと感じました。
1.5リッターながら低速でも十分に乗りやすいですし、シフトやクラッチも軽く、使いやすさと運転の楽しさの両立が図られてるように思います。
車体の軽さと相まって、山道では軽快に走りますし、それでいて不安になるような挙動もなく、僕のような一般ユーザーにとってはちょうどいいスポーツカーな気がします。
気取った風でなく、それでいてカッコいい。
見た目だけでなく中身もいい。
来年もチャンスがあれば乗りたい一台です。
続く