若造が考えるカーライフを綴る日記

若者が、若者なりに考えるカーライフについて書いていきたいと思います。

プアマンズポルシェ=中古ポルシェ?

こんばんは

 

2016年を振り返ってる途中ですが、何となく他のことも書きたくなったので書いてみる。

 

車好きはたぶん、正月休みには一日一時間は中古車情報サイトを見てる(推測)

例に漏れず私も、いつやってくるか分からぬ相棒探しを中古車情報サイトでしておりました。

 

んで、書きたくなったポルシェの話。

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ブックオフで1000円だったポルシェ911ターボのミニカー 

ポルシェは憧れです

 

プアマンズポルシェ」って言葉、皆さんは知っていますか?

 

ポルシェってのはもちろんアレですよ。ドイツの高級なスポーツカー

カエルっぽい見た目からは想像もつかないポテンシャルを秘めた車

カッコよくて性能が良くてフェ〇ーリやラ〇ボルギーニよりも謙虚に見えるポルシェは、車好きの憧れの一台

「スマート」って言葉が似合う車はそう多くないけど、ポルシェ(特に911カレラ)はその中に入ってる車だと個人的に思う。

 

 

そんなポルシェだが、いかんせん高い。

ポルシェの代表モデル、911は今や新車1300万

入門用ポルシェなんて言われてるボクスターだって新車は670万から。

上の方のラインナップを見てみれば、911ターボSカブリオレなんて2865万!?

家建つじゃん。

 

そんなポルシェ似ていて、お値段がお手頃の車が「プアマンズポルシェ」なんて言われるわけです。

普通のポルシェがリッチすぎるんだよ・・・

 

古くはフェアレディZがそう呼ばれ、最近ですとFC型RX-7(ポルシェ944に似ている)やMR-Sボクスター似)がそう呼ばれています。

 

 

新車なんて、少なくとも普通の20歳半ばの若造が買えるわけがない・・・

それならば中古車だ!ということで、カーセンサーネットで調べてみる。

 

まずは小手調べにプアマンズポルシェの代表格、フェアレディZZ34型の中古車の平均価格を調べてみると280万円チョイ

オイオイ、プアマンズのハードル高くないか・・・・・・

 

それならMR-Sでどうだ!!

平均価格は74万円と、かなりお手頃に。

でもなぁ、MR-Sはいい車だけど、ポルシェに乗ってみたいなぁ・・・

 

 

そこで今回のタイトル、中古ポルシェを見てみる。

 

様々な要因が絡み合って値段が暴騰している最終空冷の911タイプ993のの平均価格は868万円

若造には無理です、はい。

 

ある意味本題の水冷モデルの911タイプ996の平均価格は368万円!

安い!!

少なくとも、新車の値段を知った後だと安いですよね。

 

このタイプ996モデルは911で初めて水冷エンジンとなったモデル。

加えて、涙目型と呼ばれるヘッドランプのせいで人気がなく、後継型のタイプ997が出た頃から価格はお手軽でした。

数年前よりも低価格の車両が若干増えた気がしますが、全体的には在庫が減っているような気もします。すでに販売から15年以上経過している個体がほとんどですし、未だにお買い得ですが、旬かと言われるとちょっと悩むレベル。

 

私的には後継型のタイプ997前期型ティプトロニックが(価格的に)オススメ

997型全体の平均価格こそ830万円と高いですが、前期型だけに絞ってみると400万円以下の車体もそこそこあります。

マニュアルシフトではなくオートマチックのティプトロニックが低価格車両の大半を占めているのがMT派の人には少し残念ですが、996に比べて現代的な見た目や内装など、魅力的な部分は多くあります。

故障等の機械的な問題については詳しくないので保証はできませんが、国産高級ミニバンを買える金額でひとつ前の型の911が乗れるのならば夢が広がりますね。

 

まぁ、そうは言っても20代にとっては400万は大金です。

やはりポルシェは無理なのか・・・

 

いや、ボクスターがある!!

ひとつ前の型の987型ですと、平均価格が300万円ですね。

主に前期型が在庫数の半分以上を占めています。

 

911の997型でもそうなのですが、987型の前期後期では数々の変更点があります。

やはり一番大きな違いはATのトランスミッション

両者の前期型は一般的なトルクコンバーター式のトランスミッション

トルクの増幅や発進のスムースさがメリットですが、重量増や伝達効率の悪さなども挙げられます。

それに比べ、後期型はPDKと呼ばれるデュアルクラッチ式のセミオートマチックトランスミッションになっています。

トルクコンバーターではなくクラッチで動力伝達する為、よりダイレクト感のある乗り味とデュアルクラッチによるレスポンスの良い変速が出来るわけです。

 

まぁ、新しい方だし・・・ってPDKの方を選ぶと、まだ高いですね

2009年からPDKが採用されますが、その年式だと300万円を越してしまう・・・

 

 

 

そこで、987型の一つ前、986型の出番です!!

発売から15年以上経っており、見た目も少し古臭い。

 

ですが、じっと見ていると、なんだかいい感じに見えてくる。

古い車の外装を弄って乗るのは、それはそれで愛着を持ってるんだなって感じられて好きです。

でも、ノーマルのままが良く見えてくる時もある。

特に少し古い外車を、ノーマル状態で綺麗に維持しているのは、なんだかカッコいい気がする。

986型も、俗にいうネオクラシックの仲間入りをする日が近いのかもしれません。

 

 

 

そんな986型

何よりも安いのがいいですよね!!

100万円割っているものもありますし、綺麗な車両でも100円台前半から後半くらいで買えて、これなら若造でも買えるよ!!

プアマンズポルシェって中古ポルシェだったのか・・・

 

この996型の中古車、一時期よりもきれいな個体が増えたように思います。

少し前までは、100万円前半の個体はかなりくたびれていたのですが、今見てみると、綺麗な個体も多く、これなら乗ってよし見てよしって感じですね。

 

また、MT車が意外と多く残っているのもポイント。

996型911だと、300万円以下でMT車を探すとヒットする車両は少ないですが、986ですとかなりの台数が出てきます。

そうはいっても、状態の良いMT車(特にボクスターS)は減ってきているように見受けられます。

この車も、旬が過ぎてしまうのはそう先のことではないかもしれません。

 

 

そんなこんなで、中古ポルシェのお話でした。

ポルシェ乗りになりたい若者にとって、この国の中古車市場は寛容でした。

 

終わり