若造が考えるカーライフを綴る日記

若者が、若者なりに考えるカーライフについて書いていきたいと思います。

2016年に乗った車について考える その4

2016年に乗った車について考える その4です。

※今回は試乗車の話

 

意外と試乗車に沢山乗った年でもある2016年

前述の車たちはレンタカーだったので、写真沢山あるんですよね・・・

今回は自分で撮った写真ないです。

 

 

まずは一台目。

スバル レガシィアウトバック(BS9)

普通に近所のスバルで試乗しました。

こちらは私は運転していないので、乗った感想のみ。

 

レガシィは現行型になって一気に大型化したのはご存知でしょうか。

というのも、CMでおなじみのレヴォーグが登場し、Dセグメントにレガシィを置く必要がなくなったため、北米向けに大型化させてEセグメントカテゴリの他社ステーションワゴンとの競争力を高めることができるからなのです。

 

ということで、レガシィは車格的にも価格的にもスバルのフラッグシップモデルとなったわけです。

また、現行型からはステーションワゴンは消滅し、ワゴンタイプはアウトバックのみとなりました。

 

エンジンは従来型と同じFB25ですが、部品の約八割が新設計され、これに伴い若干のパワーアップを果たしています。

それに組み合わされるのはリニアトロニック。

この組み合わせの先代レガシィツーリングワゴンの後期型には北海道で約1000km乗ったことがあるので、あまり新鮮味はありませんでした。

パワー重視というよりはトルクを感じるエンジン。そして、そのトルク感をキープするリニアトロニックの組み合わせは、車格の高くなったレガシィにはぴったりのキャラクターですね。

試乗ではEyesight ver3を体感することが出来なかったので、その点は割愛させていただきます。

 

装備面では、シートヒーターやメモリー付きパワーシート、パワーテールゲートなど、豪華装備満載といった感じ。

合皮感は漂うものの、ダッシュボードやトリムの装飾は高級感を演出しており、価格を考えるとかなりコストパフォーマンスの良い一台ではないでしょうか。

 

 

二台目:ボルボ・XC60

こちらも試乗

これは運転しました。

 

モデル末期になったXC60。

今回はそのディーゼルモデルのD4に乗りました。

 

見た目の話からすると、デザイン言語は現在のV60・S60系ですね。

XC90から始まった新生ボルボのデザインを見てしまうと一気に古く見えてしまうのが悲しいところですが、独特の癖のあるデザインは、国産SUVと並べると未だにかなりの個性を放っています。

インテリアも一世代前のフリーフローティングセンタースタックを用いており、ナビ操作は非タッチパネル。

外車の場合仕方のないことですが、ローカライズする際にナビ系統が使いにくくなってしまうのが難点。

この点もXC90系のデカい液晶パネルの存在を知ると、なんだか前時代的な印象。

 

肝心要の走りですが、これは良いですね。クリーンディーゼル

トルクフルなディーゼルですが、乗っていると違和感は全くない。

音も振動もあまり気になりません。

普段古い国産車に乗っていると、むしろ静かなくらい。

 

モデル末期のClassicグレードが出たこともあり、かなりお買い得だと思います。

ただし、XC90を見る限りでは、次期XC60を見た時にショックを受ける可能性はかなり高そうなのがネックですね・・・

 

 

三台目:レクサス RX200t

いわずもがな試乗

こちらは同乗体験です。

 

実はレクサス店、入るの初めてでした。

店の前を通るたび「敷居が高そうだなぁ」なんて思ってました。

実際のところ、敷居の高さ相応のおもてなし感はありました。

ただ、ボルボのほうがフレンドリーでした(笑)

 

そんなこんなでRX200t

現行型RXは豊田章男社長が「もっといいクルマを作ろうよ」とスローガンを唱えた後の車らしく、レクサスというブランドの個性を出した車に仕上がっているんだろうなという印象でした。

 

一方で、現行型のRXがデビューした時、「めちゃくちゃ派手だな」と思ったのを覚えています。

こんなので駅前に乗り付ければ、そりゃモテるだろうとも。

 

そう、どうしてもそういう欲求と縁の切れない車なんだなと直感で感じたんです。

「成金感」というか、「顕示欲」みたいなのがビンビン出てる感じ。

だから、無意識のうちに縁のない車だと決めて、遠ざけていました。

 

時が経ってそんな感覚も薄れ、「あれっ、色がついてると意外と上品なんじゃ」なんて思い始めた今日この頃、縁あって試乗することになりました。

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アンバークリスタルシャイン 言うなればこげ茶色 これはセンスを問われる

 

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ディープブルーマイカ 青色 品があるよね

 

200tのエンジンは、8AR-FTS型

200tの名の通り2リッターターボ

俗に言うダウンサイジングエンジンですね。

今までのトヨタ車で言うところの直42.4LクラスからV6 3Lクラスまでをカバーするエンジンでしょう。

有名どころだと、クラウンが積んでます。

組み合わされるのが6AT。ハイブリットだと8ATなのに、こっちは6AT。

 

乗ったのはVer Lという豪華版

なのでオプション装備は大体ついていました。

シートにはベンチレーション付き。HUDもついてる。

流れるウインカーもついてる。(アウディのウインカーみたいに細かい感じではないが)

極めつけはブレーキホールド機能。

渋滞や信号待ちでブレーキ踏まなくていいとか。

人間が退化しちゃうよこんな機能・・・

デッカいディスプレイにはワイド表示でテレビやナビが表示され、コンシェルジュが遠隔で目的地設定するなど、至れり尽くせり。

 

ただ、感じたことが一つ。

確かに豪華な装備に本木目のパネルなどの華美な見た目は見栄えが良いが、ドアトリムやコンソールの質感が合皮っぽくて安っぽかったです。

あそこまで豪華にするなら、細部まで作りこんでほしい。

 

 

後部座席にのって出発。

なるほど、大柄なボディーのおかげか、後席のレッグスペースは広い。

ただ、SUV形式であることが原因かは分からんが、ひざ下の高さに余裕がなく、足の長い人は疲れそうだと感じました。

遮音性も高いのですが、やはり2tの車重を2Lで引っ張っているだけあってエンジンが回っている音がそれなりに入ってきます。

8ATであれば回転数を低くできるのではないかと思うんですが、いかんせんハイブリットのみ。

機会があればRX450hも乗ってみたいです。

 

足回りに関しては、明らかにタイヤのせいであろうコツコツ感とノイズがあります。

大径化が進むSUV試乗ですが、RXも例に漏れず20インチを履いています。

乗り心地が少し硬くなるのは仕方ないのか・・・

見た目とのバランスとるならば、このサイズは必要になってくるのでしょう。

ですが、乗っていて気になるほどの揺れや音ではなく、RXの遮音性や制震性の高さが伺えます。

ちなみにボルボのXC90 R-desineは純正で21インチです。

デカすぎ。

 

 

全体として、思っていたよりもいい車でした。

トヨタというメーカーが作る高級車ブランド。

それがどういったものなのか今までは分からないでいましたが、こうして乗ってみると、確かにトヨタと通づる部分があるものの、レベルの違う造りであることが伺えました。

欲を言えば、豪華装備に頼った高級感を減らして、全体的な造りこみでドイツ勢と全力の勝負ができるようになれればと思いました。

 

あと、見た目はやっぱり派手だと思う。

 

 

続く